法人様 会議室椅子座面 生地張り替え
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今回、法人様より備品椅子一括、座面生地張替をご依頼頂きました。
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合成レザーの生地でしたが、表面が加水分解などで劣化がかなり進んでおり、裏生地までボロボロでした。
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現地でビス留めされていた椅子から座面を全て外し、座面だけを持ち帰ります。
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表生地の劣化もそうですが、特に裏生地の不織布に至っては、指で押し込むだけで粉々に砕けるほど、劣化が進んでおりました。常にエアコン空調で乾燥した空間に置かれていた影響もあるかと思います。
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かなりピッタリと枠に収まっていた為、脱着が大変でした。
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座面のビス取付位置に個体差がありましたので、次回張り上がった座面の取付の際にわかりやすいように番号付けをしておきます。
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そして張り上がった座面を後日、取付に伺いました。
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レザーに傷をいれないよう、慎重にバランスよく押し込んでいきます。
次いでビス固定の際、貫通しないよう、こちらも更に表面に指を当てながら微妙な手ごたえを探りながら作業を行います。
ただ元に戻せば良いというわけではないのが、また大変です。 -
こうして再び、同じ表情のまま新たに生まれ変わりました。
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収まりも問題なさそうです。
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こうして座面だけでも綺麗に生まれ変わった椅子が巨大な一枚板のテーブルにズラリと並ぶ光景は壮観ですね。
今回ご依頼頂きました法人様は、もとは材木屋さんだったそうで、広大な敷地の中に佇む棟内からは海が一望でき、屋内は天井の抜けた贅沢な空間となっており、大変居心地の良い中での作業をさせて頂きました。
お客様も新たに張り上がったチェア達をご覧になられ、大変満足頂きました。
ありがとうございます。