Repair英国アンティーク ドローリーフ式エクステンションテーブル 天板再塗装

  • お客様が何十年も前に、ご夫婦で立ち寄ったアンティーク家具ショップで購入された、この立派なドローリーフテーブル。
    とても思い入れのあるテーブルとのことで、劣化してしまった天板の塗装や突板を綺麗にしてまた使い続けたいとのご要望です。

  • 可能な限りシミや傷などの風合いは残しての仕上がりをご希望でした。

  • ただし塗装の劣化はもちろんのこと、特に今回は天板面の突板の浮きがかなりひどい状態でした。

  • 剥離剤で劣化した塗装をまずしっかりと綺麗に落とし、クリーニングを行って天板の下地の状態を把握します。

  • このテーブル天板は、無垢材が框状に組まれており、その真ん中に厚めの突板を張り合わせた構造となっています。
    塗装が劣化で剥がれてしまった状態で長い期間、湿気と乾燥にさらされ続けた結果このように突板の導管が膨れてしまい、接着剤も切れて浮いてしまっているという状態なのです。

  • 塗膜を綺麗にクリーニングした状態から、目視で完全に浮いてしまっている部分をしらみつぶしに止めていきます。
    非常に、根気と集中力が必要となる作業です。

  • このように接着作業が終わったら、あとははみ出した接着剤や下地研磨を行います。
    お客様のご要望に沿って、あまり強く切削は行わなず、風合いを残しながら塗装の下地作りを行います。

  • さて、着色と下地塗装が終わりました。
    塗装の溶剤によって、接着剤が新たに溶けて浮いてしまう箇所もでてくるケースもありますので、塗膜が乾燥したら光で透かしながら確認をします。
    こうして慎重に工程を進めて、補色塗装とトップコートを行います。

  • 無事、塗装が終わりました。
    遠目で見ても、雰囲気がだいぶ変わりました。色味も黒味が強くならず、ちょうどいい具合です。

  • 光の反射具合も落ち着きある雰囲気です。

  • 外に置いてみるだけでも、存在感がありますね。

  • 増設用天板がこのようにダボ穴で固定されて、天板が伸長します。

  • さすがにアンティークなだけあって、かなり贅沢な材料がふんだんに使われています。仕上がりも新品過ぎず、汚すぎない中間に抑えるのは、とても難しいです。

  • また長く、受け継いで使い続けてもらいたいですね。

ショップでご購入された家具も、当時はメンテナンスされた状態で綺麗な状態だったものでも、やはり長く使用しているとこのように劣化は避けられません。
長く使い続けるための日ごろのメンテナンスも必須ですが、塗装が完全に剥がれてしまった場合、材料によってはこのように荒れてしまうことがあります。
塗装は家具を湿気などのダメージから守るための大切な機能です。もしお困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。