金属フレームチェア　溶接接合修理

こちらの金属フレームのチェア。
座面のフレーム部分と脚部フレーム部分の溶接接合が長年の使用で取れてしまい、真っ二つになってしまいました。

前後で溶接接合されていました。

パイプフレームのしなりもあり、接合部に負荷が常にかかる状態だったかと思います。

溶接を行う箇所の周辺には、電気による高熱が発生するため、塗装されているものによっては焦げのように変色する場合があります。

なので、濡れ布や耐熱シートなどでしっかりと養生の上で溶接作業を行います。

元のように溶接をし直します。
下地作りの際の切削に伴い、修理箇所周辺のメッキや塗装面は剥がれてしまうため、お客様にご承諾を頂いた上で外観所の塗装処理を行います。

座面前の裏側です。

点部分での接合です。

左右のバランスも問題なさそうです。

無事、仕上がりました。

木材にはない、細い金属フレームならではの軽さがありますね。