Remake文机と収納飾り棚の修理&リメイク

リメイク前

  • 100年近く前の家具だと思われます。ご依頼主のお母さまが使われていたもので、全体的に歪みや一部かなりの虫食いが見られました。扉も外れていました。
    お引越しをきっかけに綺麗に直して使用されたいとのことでご依頼いただきました。

  • ここが虫食い跡。かなり木がスカスカに脆くなってしまっていました。この部分は外し、新しい木で取り付け直します。

  • 次に解体していきます。取り外せるところが外せれば、古い塗装を薬品を使って剥がしていきます。

  • 塗装を剥がした後は、形を崩さないように薄く削り、木肌を整えていきます。この様な家具は表に見えるところ、例えば扉の表側だけなどに高級木材(木目が美しい薄い板)の突板が貼られていることが多く、その板を削りすぎないように整えていきます。

  • 装飾部分は特に慎重に削ります。

  • 引き出しの側板もかなり痛んでいましたので、箱を作り直します。

  • これが作り直した引き出しです。本体に嵌めてみてサイズを微調整していきます。

  • 傷んだ箇所の修理と木肌調整が終われば、色を入れていきます。仕上がり後の色を想像しながら、ご希望の色に近づけていきます。今回は、削った後の木目がとても美しかったので、あまり濃くしない塗装となりました。

  • スプレーで下地塗装をします。乾燥後、細かいサンドペーパーで磨き、さらに上塗り仕上げ塗装を施します。

  • ここまで来れば、組み立てていきます。扉の中には、お客様のご希望で着古した着物を切り抜いて納めます。模様が続くように切り抜きます。

リメイク後

  • 取手、扉、引き出しを入れ込むと完成です。