Remake思い出の詰まった和ダンスを飾りテーブルに

リメイク前

  • ご家族で代々引き継がれ、使われていた古い箪笥。とても大切な家具だけれど、これからの生活スタイルには少々大きかったので、扱いやすい大きさにしてそばに置いておきたい。というご依頼でした。

  • 解体してみると経年劣化で歪みと多少虫食いの箇所も見られました。

  • この箪笥の装飾金物は、リメイク後にも使用するため、傷つけないよう慎重に外していきます。しかし金属は劣化するととても折れやすいので、状態の良いものを選び取り付けることにしました。

リメイク後

  • テーブルの天板は、元箪笥の天板だった部材を切り抜きました。脚に使用する部材は、引き出しの前板(厚みがある場所から)から製材し、強度の必要な四本の脚部分のみ新しい木を使いました。

  • 箪笥の一番上段にあった特徴的な鍵は、この箪笥の顔のような装飾だったので、お客様のご要望もあり、テーブルの天板に埋め込むことになりました。

  • 加工段階では、古い塗装を剥がし、木のナチュラル色でしたが、着色をしトップコートを吹き付けると、民芸家具調の色に蘇りました。

  • 両端には、引き出しの取っ手を取り付けアクセントに。オリジナルの家具から素材を取り出し、また新しい形になりました。これからも大切にされてゆくことでしょう。