パイン材シェルフ天板塗装塗り替え
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濃い色味で仕上げられた、パイン材の小ぶりなシェルフです。
天板の正面左右の角に凹みができてしまっております。 -
形状が角になっているため、より傷が目立ってしまっております。
天板平面部にも傷が及んでしまっているため、全体を綺麗に塗装し直す方向で塗装をし直す事となりました。 -
剥離剤は全体的にまんべんなく、均一に塗り重ねます。
施されている塗装や、材料によって削ぎ落すタイミングや重ねの回数など状況をみながら行います。 -
可能な限り、剥離剤に混じった塗料もしっかりと除去します。そうすることで、サンディング作業が楽になります。
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全体が真っ白になるまで削り、凹み部分には埋め処理を行い、平面を出します。
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下地の着色です。元の色味が黒いため、濃くなりすぎることを注意しながら、塗装を進めていきます。
色味が足りなければ途中で色を足す、補色塗装を行います。
光に透かした時、木目が黒味で潰れないトーンを出すのが本当に難しい部分です。 -
屋内の光、外の光、木材の色味、こうした様々要素を考慮して仕上げます。
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既存の棚とも雰囲気が合いました。
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傷の凹みも直線が出て、目立たなくなりました。
小さな傷でも材料や場所、形状によって目立ち方や付き方が様々です。
またパイン材は柔らかい材料のため、着色の方法によっては塗料を吸いすぎて黒ずんでしまったり、下処理のサンドペーパーの傷に気づかず進めてしまい、塗装の時に目立ってしまうなど普段以上に注意深く見なければなりません。
塗装修理は小さいアイテムでも、一筋縄ではいかない奥深さがあります。