Repairダイニングチェア座面の作り直しと張替え

  • とあるダイニングチェアの座面板です。
    フレームの裏側から固定しているビスを外し、裏側の生地を剥がすとこのような内部ができてます。
    中心にはクッションベルトが編み込まれており、座り心地を柔らかにする役割を担っています。

  • しかし肝心のフレームとなる板材がベルトにかかる荷重に耐えきれなくなり、折れてしまっています。
    今回は座面フレームごと製作交換を行います。

  • オリジナルの生地は白い合成レザーです。
    この生地も新たなものに張り替えます。

  • 座り心地を調整するためのウレタンクッションです。薄すぎても厚すぎても良いというものではなく、座り心地を微調整する大切な部材です。クッション材もこの厚みで貼り直します。

  • さて、これが新規に作り直した座面フレームです。元の薄い板材よりも少し厚めの板材を使用し、強度を上げました。
    ただしクッションベルトの反発性と比べると座り心地が変わってしまいますが、お客様とご相談の上で、この方法を選択しました。

  • このような感じで、チェアに座面が取り付けられます。
    サイズ感も丁度良く完成しました。

  • そして生地が張りあがって、完成した座面が取付られた状態です。
    上品な赤いレザー生地となって、生まれ変わりました。

  • 背もたれのデザインがボーダー模様のように仕上げられた、実にお洒落なダイニングチェア。
    新たな色の生地と良い感じにマッチしています。

  • シャンとした佇まいです。

こちらのチェアはお客様の大変思い入れがあるチェアでした。
買い替えより修理をして永く使い続けたいというご希望で今回スリーバーズにお持ち込みご依頼を頂きました。
座面の破損も、こうして既存の仕様の物とは別に作り替えることで使い続けることが出来ます。
お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。