古い国産食器棚の再塗装及び不具合補修

材料はナラ材です。この時代の国産家具は濃く黒い塗装がされていることが多く、木目など木味はほぼ目立ちません。今回はこの塗装を全て剥がしクリアラッカーで再塗装します。

引き戸のレール溝が擦り減ってしまい使い物にならなかったため、一旦部材ごとに解体した上、レール部を欠き込み、新たなレール部材を作って埋め込み直しました。

完成です。外観の黒い塗膜は全て剥がし、再塗装しました。木目は際立ちつつ、ヴィンテージ感のある良い仕上がりになりました。

本体内部や引き出し等もくまなく綺麗に補修しましたので、今後も末長く気持ちよくお使いいただけると思います。

引き戸レールの作り直し箇所も、綺麗にはめ込みましたので、新材の色味の違いはあれど、気にはなりません。

ビューローや引き出しも綺麗に直してあり、開閉もスムーズです。