G-planイギリスヴィンテージチェア修理・座面張替え
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全体的に緩んできたホゾ(接合部)本体を傷つけないように、ショックレスハンマーを使って慎重に解体してゆきます。
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これが全ての部材を解体した状態です。
部材を外してゆく段階で、少しでも緩い部分があれば、外します。理由としては後に再び緩んでくる可能性があるからです。
経年劣化により、糊の接着力が落ちてくることで部材が緩みぐらつきが発生します。 -
解体が終わると、次にすることは古い糊(接着剤)の除去です。接合部にはみ出たり、ほぞ穴のなかのパリパリに固まったカスなど…。組み直す際にぴったり嵌まるようにしていきます。
この時、緩くなっているホゾには木を足して、嵌めあいを調整します。 -
いよいよ組み立てです。接合部に糊をたっぷり塗り付け、順に組んでいきます。
組んだら一定時間クランプを嵌め、糊が固まるのを待ちます。約24時間は放置します。しっかりと固まれば、平面を見ていきます。脚の高さが安定しているか、平らな場所で確認します。
最後にはみ出た糊や、おかしいところがないかチェックし、張りあがった座面を取り付け完成です。