全体的に緩んできたホゾ(接合部)本体を傷つけないように、ショックレスハンマーを使って慎重に解体してゆきます。
これが全ての部材を解体した状態です。
部材を外してゆく段階で、少しでも緩い部分があれば、外します。理由としては後に再び緩んでくる可能性があるからです。
経年劣化により、糊の接着力が落ちてくることで部材が緩みぐらつきが発生します。
解体が終わると、次にすることは古い糊(接着剤)の除去です。接合部にはみ出たり、ほぞ穴のなかのパリパリに固まったカスなど…。組み直す際にぴったり嵌まるようにしていきます。
この時、緩くなっているホゾには木を足して、嵌めあいを調整します。