飲食店様カウンターメラミン天板 当て傷リペア補修
-
飲食店様のオーダーカウンター正面に発生した当て傷による凹み。
メラミン天板のリペア補修です。 -
硬質なメラミンは衝撃が加わると強化ガラスにヒビが入ったような割れ方をします。
木材の突板とは違い、特殊な方法でコーティングされた板材が張られています。
木部やプリントシートなどの建材とはまた違った素材の為、作業は少し大変です。 -
まずは衝撃でシートが浮いてしまっている箇所を接着剤でしっかり確実に固定します。
付着物を必ず取り除き、脱脂処理をします。パテ処理のための下地作りです。
更に塗装で下地を隠ぺいしてぼかし塗装で傷を保護しますので、周辺もしっかりと脱脂します。 -
今回はポリパテを使用して凹みを充填します。
一発勝負ではうまく平面が出せないので、一回目は少々の段差が残る程度に塗り、二度目は薄めかつ残りの段差より高めに残すように盛ってから、ペーパーで削ります。 -
このように削ります。
あとは塗装です。 -
パテの乾燥中に調色ネタを作ります。
一見白なのですが、黄色みと赤みがあります。着色しながら塩梅をみます。 -
パテをベース色で隠ぺいしきったら、隠れてしまった木目を描き、さらに中間の色味で微調整をします。
今回はウレタン塗装を選択します。
塗装は傷補修箇所周辺を馴染ませるように仕上げていきます。 -
このように、ぱっと見は目立たないほどに回復しました。
-
角面は木端面と天面のメラミン板の断面で色が黒っぽいのですが、パテを盛った箇所もそれに合わせて着色します。それだけでも印象がかなり変わります。
-
左右の精算機のほぼ中心あたりです。
-
艶感も周囲に馴染んでくれました。
今回は店舗様の営業時間の関係上、夜間での作業にて対応をさせて頂きました。
現場補修の場合、現場の環境やお客様のご都合による条件など、ケースバイケースで施工方法や留意点など、都度打ち合わせをさせて頂きながらの施工をさせて頂いております。
リペア補修をご検討の際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。