美しいフォルムが人気のカイ・クリスチャンセンNo.42の接合部修理です。
接合部の接着剤が切れて隙間が見えている状態です。グラつきもかなりありました。
座枠と前脚の接合部にも隙間が出ています。
解体後です。しっかりと接合部を補修するには、一度解体する必要があります。但し、ボンドが効いている接合部は、無理に外そうとすると破損に繋がる恐れがあるため、具合を見つつ外せない箇所はそのままにします。
二脚目です。二脚とも破損せず解体することができました。次は劣化した古いボンドを溶剤で取り除き、新しいボンドが確実に効くよう接合部のコンディションを整えていきます。
締めの作業に入っていきます。この時に大事なのが仮締めです。ボンドを入れる前にクランプで一度締めて接合部に隙間がでないか確認してからボンドを入れていきます。今回は隙間なく接合できそうです。
全体を組んでいきます。
斜めに接合されている箇所は一本のクランプだけでは隙間が出やすいです。この場合は接合部の角度に合わせてクランプを締めていきます。
クランプ後です。はみ出た接着剤も綺麗に攫い仕上げることが出来ました。
かなり隙が出ていた接合部も隙間なく仕上げられています。
背面とアーム部分の接合部です。木栓はオリジナルに近い木目、色味で制作し埋め込んでいます。
after
宮崎椅子製作所による、シンプルながらも細部まで丁寧に作り込まれた一脚。
座って分かるのが驚くほどの座り心地です。背面にもたれた時に可動する背面、またわずかに傾斜が掛かった座面。座ったときに体にフィットすることで高い座り心地を実現してくれています。
緩みの出ていた接合部は一度解体し、古い接着剤を除去した上で再接着を行い、安心して使い続けられる状態へと整えました。
椅子は長く使っていく中で、どうしても接合部に緩みが生じてきます。特に床の上で引きずる動作は、接合部への大きな負荷がかかる原因となります。
そうした負荷を軽減するためには脚裏に滑り材を付けることが有効です。床との摩擦を減らし、接合部にかかる負荷を大幅に軽減してくれます。
弊社では、納品時に無償で滑り材をお付けさせて頂いております。
椅子のガタつきや使用時に違和感が出てきた際には、お早めに弊社までご相談ください。状況に応じた適切な修理をご提案致します。