
お客様がご自宅で使われていたスツール。こちらを花台として使用するため、塗装のみし直してほしいというご相談です。

全体的にいい風合いがでています。

全体を剥離してラッカー塗装でクリア仕上げです。

優しい丸みの座面です。

貫部材は各部位に少し接着の緩みや釘接合の緩みがありましたが、用途上問題なさそうなので今回は見送りです。

形状に少し遊び心がみられますね。


座面裏の中心部分のくぼみは旋盤の取付跡です。木工旋盤という部材を回転する機械で形を作っていると思われます。

剥離作業が済みました。
すっかり素地の色ですが、濡れ色になるとまた雰囲気が変わります。



木材の表情がより鮮明に見えます。

少々の着色を行い、塗装仕上げです。

座面は濃い濡れ色に見えますがほとんど着色は加えていません。

リフレッシュしつつも古い風合いの残った良いスツールになりました。




無垢材は光の具合で色味の見え方が変わります。仕上げ次第ではこういった楽しみ方もあるように思います。
塗装の修理も勿論の事、締め直しなども承っております。
是非ご検討の際にはご連絡くださいませ。