修理事例

REPAIR

回転椅子 ベースパーツ交換 溶接修理

お客様が愛用されているチェスターフィールドのオフィスソファ。座のベースが金属疲労で破損して使えなくなってしまいました。

座り心地がよく、長く使いたいので是非修理をしたいとのご要望です。

今回はこちらのパーツ交換及び、溶接修理です。

座面部分です。

こちらは脚部です。

高さ調整を行う機構部分です。大きく揺れ動くため荷重のかかり方も強く、使用年数が長くなるにつれてどうしても劣化はしてしまいます。

細部に違いはありますが、寸法や形状がほぼ同じベースパーツを入手しました。リクライニングの機構部分です。

軸部分をベースパーツに溶接します。

溶接が終わったら脚部に差し込みます。

しっかりと止まっています。

あとは座面に取り付ければ完成です。ベースのビス穴部分がオリジナルと違うので、多少穴拡張加工をしてボルトが留まるようにします。

完成です。

高さ調整、リクライニングの具合も問題なさそうです。

しっかりと自立しています。

オフィス家具やプロダクトデザインの椅子に多く見られる、金属疲労による破損のご相談は毎年お問い合わせ頂いております。今回のように交換パーツが入手でき、溶接作業が可能な物であれば良いのですが、木製の家具と違い工業製品となると施工も容易ではありません。まずは破損状況と家具のデザインなどを拝見した上で、施工の可否と修理施工する上でのメリットやデメリットなど綿密にお客様とやり取りをさせて頂いた上での作業となります。

お悩みの際にはまずはお問い合わせくださいませ。