
海外製のダイニングチェアのセット。座面の張替えとガタツキ修理の御依頼です。

全体的に染み汚れや破れなど、ダメージが見られます。

生地の裂けは使用年月が経つにつれて内部のウレタンにも影響を及ぼします。劣化も早まり、衛生的にもあまりよくありません。


座面を外してガタツキをみます。

アームの付け根はダボです。

同じくアームの座面フレームへの接合部です。

座面と背の接合部です。


隅木は主にフレーム構造の補助を担い、座面の固定部材としても利用されますが本体にグラつきがある場合、解体時には破損なく必ず外したい部材です。しかしながら、形状や接着剤の塗布状態によっては破損覚悟で外します。

何とか時間をかけて解体しました。部材の破損もなく、作業が進行出来ました。隅木は幸い、フレーム部材に残る形で再利用ができます。

サイズが大きな椅子なので、解体してもスペースをとります。

締め作業を行います。

ガタツキ修理が完了しましたので、あとは座面を取り付けて終了です。

裏面にはベルトを張り替えております。

新たに張り替えた生地の白さも映えて、良い仕上がりです。





スペインの老舗家具メーカー、「HURTADO」製です。
ご愛用されているチェアのガタツキ、塗装の劣化、座面生地の劣化、部材の破損。
使い続けたいと、ご検討の際には是非とも弊社にご相談くださいませ。