
ダイニングテーブルの天板再塗装です。

4枚の板で1枚の天板になるという、少々風変わりな構造と形状をしたテーブル。
ウレタン塗装の表層がところどころ剥がれております。

オーク材の無垢を贅沢に使ったテーブル天板。
4枚の板の間には仕切り材の薄い板材が挟まれるようになっております。

中の仕切り材と、天板を一度分けてから剥離作業に入ります。



無垢材で面積が広いので、ベルトサンダーで一気に切削します。

裏面はこのように、ボルトナットでジョイントがされており、4本の反り留めが取り付けられます。


表面を1mm~2mmは切削してますので、角が出てしまう辺を元通りに均一に面取りします。

剥離後です。
縁周りも忘れずに形状を整えます。
これから目止め着色を行って、順次塗装に入ります。

塗装は接合面も塗装するため、4枚がばらけた状態で塗装します。

組み上げ時の同じ組み合わせと位置でそれぞれまとめて塗装を進行します。

トップコートまで完成しました。

このように、褪せた表情だった木に鮮やかさが戻りました。




脚も台のついた丸い筒の一本足で、団らんの楽しくなるようなデザインですね。

脚の色味にしっかりと寄せて、雰囲気もうまくまとまりました。
今回はお客様にて分解してのお持ち込みを頂きました。
お引取り頂く際も、雰囲気の生まれ変わった天板の表情に大変満足のお言葉を頂きました。