修理事例

REPAIR

椅子のフレーム折れの修理

完全に背フレームが折れてしまっています。このケースでは元の部材を使うことはできないので破損箇所をカットし、新しい部材を制作し接ぎ直します。

接ぎ直す部材と部材の中に穴を開け、画像のような鉄の棒を差し込み強度を出します。通常の木工ボンドでは鉄と木は接着しないのでウレタンボンドという強力な接着剤を使います。

鉄の棒を入れたら元の部材と新しく制作した部材を接ぎ合わせます。その後にカンナやヤスリなどで形を成型していきます。

外した部材を全て接合し直し、最後に色を合わせ再塗装して完成です。折れた部分は全く分からなくなりました。