ダイニングテーブル天板　再塗装修理

国内メーカー製品の無垢材天板の塗装直しのご依頼を頂きました。
オリジナルはオイルの仕上げですが、小さなお子様がいらっしゃるため、水拭きメンテナンスがしやすいように、ウレタン塗装をご希望です。ただし、今回はウレタン塗装の厚みの表情を抑えたいとのご要望で、可能な限り薄い塗膜でコートするという仕様にて行います。

部分的にインク染みのようなものがあります。

擦り傷やほかの小傷も散見されます。

オリジナルの塗装がオイル仕上げなので、汚れを浮かせる目的を兼ねて一度剥離剤で表面をクリーンにします。

剥離中です。

汚れはほとんど落ちたようです。

シンナーで全体を更に掃除して、素地を整えます。

あとはウレタンの塗装の厚みを塗料の希釈や研ぎの方法、スプレーガンの運びなどいろいろ考慮して塗装を行います。

塗装が完了しました。

ウレタン特有の導管の凹凸の角がもったりするような感じもなく、自然な木質に仕上がりました。

汚れも傷も解消しております。

広い範囲で吹き付けも大変気を使いましたが、何とか収まりました。