リメイク

REMAKE

キャビネット 塗装修理/内部棚構造施工

リメイク前

お客様がオーダーメイドで作ってもらったという、小ぶりなキャビネット。

傷んだ塗装の直しと、内部に棚収納を作る内容でご依頼です。

内部はこのように空っぽの構造、そして格子の戸は嵌めこみ式です。

主に扉以外は合板で作られているので、取り回しは軽いです。

天板はこのように、広い範囲で塗装が剥げています。若干のシミも見られます。

日焼けの影響なのか、側板との色味にもばらつきがありましたが、トーンが全体的に濃くならないよう、オリジナルの雰囲気を優先します、

突板のダメージは接着やパテ処理で補修します。

表層面は突板張りなので、浮きや剥がれなどのダメージを確認していきます。

裏面の背板側です。引きずった際の摩擦で合板が崩れています。こちらは補強材として隅木を取り付けて、更にその裏に板材を張りつけて床滑りができようにしました。

扉は取り外しするタイプなので、裏表ともに汚れは落とします。裏面はクリーニングです。

左側内部ですが板が貼り付けてあります。一方で反対側の面には板材がないので棚板を取り付けるために同じ厚みの板を貼ります、

剥離後にうっすらと着色をします。

色味が決まったら、塗装開始です。オリジナル同様、塗膜は薄めに仕上げます。

扉もクリーニングが完了しましたので、同時進行です。

あとは内部の加工です。

リメイク後

お客様宅への納品です。指定頂いたスペースに設置しました。

上面です。

自然な深みのあるチークの色味に蘇りました。

中の棚です。右側に棚ダボ用の金具を取り付けるための側板を追加し、3段階に高さを調整できるように棚構造を作りました。

より収納の使い勝手も良くなりました。

大掛かりなリメイクではありませんが、機能が一つ追加されることで今まで以上に愛着ある家具になるのではないでしょうか。家具は自分の生活スタイルに合わせて使い続けられるのが一番です。小さな加工でも、劇的に使いやすさが変わることはあります。リメイクについてお困りでしたら、是非ともご相談ください。